現代政治分析


現代政治分析 (岩波現代文庫)現代政治分析 (岩波現代文庫)
(2012/09/15)
R.A.ダール

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比較政治の参考書。各章内容箇条書き。

第一章 政治とはなにか

「政治の属性」としてアリストテレス等が故意に無視してきたある特性:公共性

第2章 影響力を記述する

支配下状況におかれた奴隷たち。現代において一般市民が持つ影響力とは。団結の力。

権力が複雑になる要因:配分、集団、中間段階、潜在的権力と現実的権力、分野と範囲(scope,domain)、個人的権力と集合的権力、コントロールの領域

第3章 影響力を解釈する

影響力を解釈するにあたって、利益とは何かを考えなければならないが、それは非常に困難である。あるひとり、または複数が自らの欲求、願望のために別の個人、集団に対して働きかけ、それがどの程度彼らの行動に影響するかというのが影響力である。しかし、影響力を比較するには、非常に多面的な視点から考えねばならず、それは不可能である。

第4章 影響力を説明し評価する

影響力・権力・権威・コントロール・支配の細かい説明

影の影響力、理性的説得と操作的説得、アメリカの奴隷制度の恒久化による教訓

”私たちがやむをえず用いる手段のいくつかは本質的に悪である”

第5章 政治システム-共通性-

政治システムは核心的な部分で不変なのか、それとも可変でどのようなものにでも作り変えられるのか。

"政治的資源に対するコントロールは平等に配分されていない"

正統性の権威。21世紀の変化のスピードと範囲が20世紀の変化より小さくなると信じる理由はない。

第6章 政治システム-違い-

ウェーバーの3分類

伝統 例外的な個人資質 合法性

資源の不平等が累積的であるか、分散的であるか。

第7章 違い -ポリアーキーと非ポリアーキー-

第8章 ポリアーキーと非ポリアーキー -説明-

MDP sub culture

第9章 政治的人間

 政治に関心がある・ない、政治的権力を手にしたいという人など様々な人の政治への態度の分析。

第10章 政治的評価

 ロールズ著作功利主義の否定。”自分たちの享受する利益がよりより多いからといって他人の自由を奪うことは正義ではない”

人々が自分の社会的利益について「無知のベール」に包まれている状況。すべての社会的価値が等しく配分されること。

政治哲学のが高度に論争の的になる。

万人が合意に至ることはありえないが、これまで述べたことを利用してふさわしい結論を出すことは可能。

第11章 政策の選択 -研究と決定の戦略-

どのように比較するか。比較は不可能ではないが、絶対でもない。