氷壁


氷壁 (新潮文庫)氷壁 (新潮文庫)
(1963/11/07)
井上 靖

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評価:A

500pにわたる長編だが、ほとんど一気に読んでしまった。山の描写が秀逸、実際に行ってみたいと思わせるほど。登場人物に信念が感じられるのがいいね。常磐大作の腕まくりはスマブラのドンキーがうで回してる感じだろう。彼がこの作品で最も魅力的な人物だと思う。熱弁をふるったり、急に叫んだりと思いきや、山登り狂で会社を二の次にする魚津をかばう懐の深さを見せたり、初対面の料亭の主人と意気投合してしまったり、楽しそうなお人である。というかどの人物もしっかり描かれていて、魅力が感じられるのがよかった。

明日か明後日パタゴニアの山に登る映画を見に行こうと思う。