2018年最後?のMelee(海外でのDXの呼称)ビッグイベント、TheBigHouse8に向けて、DX観戦を楽しむために注目すべき要素を挙げます。細かいテクニックは物凄くたくさんあるのですが、それらについては興味が出てきたら調べる、くらいの認識で良いと思います。見たことがあまりないという人は是非雰囲気で楽しんでいきましょう。
スピード感あるキャラの動き・コンボ
スマブラDXを触ったことがある方は多いと思いますが、あそこまでキャラを速く動かしたことがある人はそういないでしょう。目にも留まらぬ速さで次々と技が繰り出され、美しいコンボが始まる。これらを観るだけでも爽快感があります。いつ見ても、あ、それからそれが繋がるんだという発見があって良いです。いくつか動画を紹介しますね。
MangoとPlupのマッチアップに焦点を当てた動画。ファルコの鮮やかなコンボがたくさん見れます。空中下のメテオがほんとかっこいい。
Zain's Greatest Combos & Plays of 2017 | Melee - YouTube
Zainの昨年のコンボ動画です。マルスもほんと見栄えいいですよね。かっこいい。
ZainはTBHの記事で紹介させて頂きました。そちらもぜひご覧ください。
"The Red Yoshi" - An aMSa Combo Video - YouTube
日本人で現在世界ランク8位の超強豪プレイヤーaMSaヨッシーのコンボ動画です。aMSaさんのツイートはもはや英語しかないです。
触ったらほぼ一撃
コンボを見てもらったらわかるんですが、DXでは1ストック落ちるのなんて、ほんの一瞬なんですよね。後はコンボでなくても、遊撃やファルコンは崖際に出されてちょっとこづかれると、撃墜されてしまいます。この辺りのゲームスピードの速さはやはり魅力的ですね。DXは撃墜されてから復帰台から降りるまでも非常に速いです。やはりすぐ展開が動いたほうが見ている側としては、面白いですよね。
1分足らずで3ストックなくなってしまいました。 最後は自滅ですが。
Hungrybox vs Plup - EGLX 2018 - Melee Grand Finals - YouTube
開始から1分ちょいで4ストック消えます。普通に0から撃墜してますね…ベクトル変更すれば、プリンの上投げから眠るが確定しないのですが、トッププレイヤー同士の対戦でもこういうことが起こりうるということで。
Hungrybox vs aMSa - Melee Singles: Pool B - Smash Summit 6 - YouTube
このセットでは、1ゲーム平均4分ほどかかっています。時間がかかっているほうですね。プリンの復帰が強いのとヨッシーの復帰がそれなりに強く、体重が重いのがその理由です。Hungryboxの拒否が上手いのもありますね。フォックスとファルコ、ファルコンが絡むと展開が早くて、それ以外は展開の長いゲームになる場合があるという認識でよいかもしれません。
魅力あふれるトッププレイヤー達
どのトッププレイヤーも、何百回とトーナメントに出場し、成績を残し続けています。試合中の鬼気迫る表情に現れています。感極まって喜ぶ姿もとても良いですが、僕が好きなのが、GrandFinal(以下GF)で敗北しても、相手を認め笑顔を浮かべるプレイヤーたちの姿ですね。僕も100人くらいの大会で二回くらいGFに行ったことあるのですが、(いずれも負け)あそこまで行って勝てないのは中々心に来ます。そこで相手を称えられるのは素晴らしいの一言ですね。
新たなチャンピオンの誕生を祝福するHbox。素敵。
EVO 2016: [A] Armada Vs. TL | Hungrybox - Melee Grand Finals - YouTube
上で言ったようなのとは真逆の感じの動画です。思い出が美化されている感はありますね、正直。彼がDXにかけている想いを現しています。
[A]rmada (Peach) Vs. C9 Mang0 (Fox) Melee Grand Finals | Evo 2017 - YouTube
表彰式の時もプレイヤー達かっこよすぎる、激戦を終えた後の一時という感じがして好きです。
プレイヤー達も魅力的ですが、同時に大会という舞台にも人を惹きつける力がありますね。
実況の盛り上がり
実況の人も百戦錬磨で、試合を盛り上げてくれます。日本語だとなお良いのですが、英語でも分かりやすいように、よく耳にする単語やちょっとコアで分かりづらい単語をピックアップしてご紹介します。僕も単語単語でしか聞き取れてないです、一回聞き取れないとそこで止まってしまう。前に挙げたEVOの動画だと、ハウリングが臨場感あって非常に良いですね。
adaptation:適応。2本とられた選手が相手に対応して、3本取り返した場合に使われる。good adaptation等。
another+何か:もう一回その技!?という意味。another down tilt等。
cloud:DXで言う場合はヨッシーストーリーの復帰を助けてくれる雲。
come back:逆転のことを指す。good come bacjkなど。劣勢のプレイヤーが見事に逆転した際に使われる。瞬間火力の高いDXでは起こりやすい。盛り上がり要素の一つ。
aMSa's Amazing Comebacks - Super Smash Bros. Melee - YouTube
edgeguard:復帰阻止と崖上がり周りの攻防のこと。Nise edgeguard!という具合に使われることが多い。DXは絶があるため、崖上がりが強いキャラクターが多いので、ほとんどの場合復帰阻止を指す。
knee:ファルコンの空中前攻撃を指す。正式名称はストライキングニー。本当て以外はweak knee.
last hit:お互い後一撃当たったら、試合が終わるという状況のこと。Final game last hit last stock situation(セット最後のゲーム最後のストックでお互い後一撃の状況)のように使われる。DXはいつでも撃墜しうるので、どちらかというとスマブラ4のほうが発生しやすい。Meleeでこの状況になったときは限りなく盛り上がる。以下のリンク参照。
世界のプレイヤーが繰り広げる、手に汗握る名試合の動画を紹介します!【スマブラDX / X / WiiU】 | Smashlog
Jigglypuff:プリンの英名。ジギーパフという具合に発音。フォックス、ファルコ、マルス、シーク、ピーチ、ファルコン、ヨッシー、ピカチュウ、アイスクライマーはそのまま。
platform:終点以外のステージにある台のこと。
punish:①相手の行動に対して、リスクをつけること。②反撃を取ること。スマブラ英語特有の概念。お仕置きや反撃と思っておいたら間違いないかも。He missed a punish.(反撃に失敗した) Good punish(よいお仕置きだ)
rest:プリンの眠るのこと。何かの技から繋げられれば、0%から撃墜できる吹っ飛ばしの強さを持つ。
shine:フォックスとファルコのリフレクター。発生からすぐに無敵になってジャンプでキャンセルでき、もし当たったら撃墜にもしくは高火力コンボにつなげられるというDX最強の技。
tipper:マルスの横スマッシュ先端を指す場合がほとんど。これをわざわざ言うくらいなので、絶で間合い調節してマルスの横スマ先端っていうのはほんとに難しい、はず。
trade:相打ちのこと。相打ちが起こり、片方が撃墜され片方が生き残った場合にGood trade!と言われることが多い。プリンが眠るで撃墜した後に、復帰台から降りてきた相手に撃墜される場面でも使われる。This is a trade等。
three o:3本先取でどちらかが3本連取した場合に使われる。二本先取の場合はtwo o。What a set!(なんて試合だ!)とも付け足されることも。補足するとgameが1試合1試合を指し、setが2本先取、3本先取単位で見てどちらが勝ったかを指す。
work:動詞として使われることが多く、作用するや繋がるという意味合いの場合が多い。That doesn't work on Hbox.(それはHungryboxには通用しない。) Fair to Dair still works?!(まだ空中前から空中下が繋がるのか?!、こちらはスマッシュ4に多いかも doesn't work で繋がらない)
基本技に関しては以下のリンクが詳しいです。
音楽
これは人によってまちまちかも。僕は夢の泉の曲が大好きです。あのステージが出てくるだけでテンションが上がります。数こそ少ないですが、良い曲が揃っています。
大会情報をキャッチするには?
日本の大会
スマブラDX 東京近辺の大会情報まとめ | Hey Watch Out!
Home | » MasterHand - スマブラDX 大会
MasterHandは大阪で開催されているスマブラDXの大会です。
海外の大会
List of national tournaments - SmashWiki, the Super Smash Bros. wiki
このサイトのMeleeのところを見ると、メジャー大会は間違いなくチェックできます。
もっと詳しくMeleeを知りたい方向け
こちらは対戦指南なので内容が難しいです。でも奥深く知ることができます。
Rudolphさんのブログです。こちらも深い内容が書かれています。
次回は、キャラごとの撃墜技について掘り下げていきます。