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スマブラが大好きな社会人のブログです。仕事の話とかもちょろっと。スマブラforWiiU,DX,Specialの記事を書きます。

新卒で入った中小企業を2年で退職して、転職した話

 

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就職活動の話と、就職と趣味の両立とか、どういう感じに生きていくかというテーマについて書きます。結論は、

スマブラを社会人になってもやりこみ続けたかったら、茶番だと感じていたとしても、就活頑張って、土日祝休みのとこに就職しましょう。就活は就活っていうゲームです。タイム制アイテムあり乱闘みたいなものです。負けても落ち込まなくていいです。できたら1日7時間労働の企業が望ましいです。中々ないですが。

・自分の長所を伸ばそう。動画編集が好きとかゲーム配信、コラ画像作成、音楽編集、ネット・ITリテラシーWikipediaを読み漁る、ネットで必要な情報を収集する、立派な長所です。世の中のおっさん達には出来ない場合が圧倒的に多いです。

 

目次

 

就活 したいことが何もなかった、茶番としか思えなかった

僕は一般的な大学生と同じで大学3回生の12月から流されるように就職活動を迎え、なんとなく大企業や学内の説明会に来ていた企業にエントリーシートを提出し、やる気なく面接に向かっていました。就職に対して拘束されるとかスマブラ出来る時間が減るとマイナスのイメージしかなかったです。楽しそうに仕事をしている人の話をしっかり聞くことが出来なかったことも要因としてあります。こんな気持ちの持ちようなので、面接対策などするはずもなく、1年目の就活では20社面接に行って、2次面接に進むことが出来たのは一社もありませんでした。相手の期待に応え、印象に残るようなはきはきとした喋り方ができなかったのも原因です。京都大学法学部在籍だったのでエントリーシートは一応7,8割くらいは通りましたが。

 そもそもみんな一様に黒いリクルートスーツを着て、説明会に参加するあの行為が馬鹿げているとしか思えなかったです。6月になって暑いのにネクタイとスーツをなぜか着用しないといけないし。

 今だったら多少わかるんですけど、僕みたいなやる気のない人間を振るい落とすためのシステムでもあったんですよね。入社前にやる気がなかったら、入社してから会社のために働いてくれないだろうという理屈です。採用活動にも多大なコストがかかるので…まあ就活のシステム自体が凄い非効率という話はよく聞くので、徐々に昔みたいなリクルーター制や青田刈りにシフトしていくかもしれませんが、これはまた別のお話。

ちょっと考えたら分かるんですが、いくら馬鹿馬鹿しいシステムでも、それに則って世の中が動いているならば、従わないとさすがに普通には生きていけないです。今一般企業に就職せずに、スマブラと何かしらの両輪で生きていっている人達は素直に凄くて、勇気があると思います。今僕はインフラ関連企業に勤めているんですが、やっぱり世の中から恒常的に需要があって求められているというのは非常に心強いです。Esports関連を全く考えなかったのも、将来の安定性を考慮したからです。

 就活の時に、したいことが何もなかったというのは、いわゆる自己分析を行ったときに、何も見えてこなかったし分からなかったということです。ぼんやりと人の役に立ちたいなーとだけ思ってました。やる気がなかったので、こんな感じで具体性に欠けてました。9割の就活生は本当にやりたいことがないみたいですけどね。この話はまた後程。

 したいことがなかったので、ほぼ年間休日のところしか見てなかったです。後は関西に残りたいっていうのがあったので、全国転勤ありと東京勤務のところは自動的に選択肢から外しました。それでもまだたくさん会社はあるんですけどね。例えば、京都だけに絞っても数多く存在します。

 

なんとなくで就職 最初の企業は結局人柄だけで決めた

留年して再度就活。実質就職留年みたいなものでした。でもこの一年はたっぷりスマブラできて、僕の人生にとってはとても貴重な時間でした。親には感謝しかないです。

 1年目と比べると、就活にはかなり精を出しました。働いたことがなかったので、何がやりたいのかについては、結局最後まで具体的なイメージを持つことが出来ませんでした。でも実際のところ、働いたことがないのに、やりたいことなんて決まらないです。そんな中でなんとか関西の中小企業二社に内定を頂いて、そのうちの一社に決めました。正直京大出てなかったらと思うとゾッとしますね。決め手は社内の人間関係が上手くいきそうだと感じたことです。でも年間休日は100-107日でした。従業員数は60-150くらい。この数字は世の中的には普通くらいらしいですけど、実際働いてみるとめっちゃきついです。特に休日にやりたい他のことや趣味があると、よっぽどその仕事が好きじゃないと無理です。月平均で土曜出勤が1.5回くらいあるイメージで、2年働いた中でスマバトを欠場したことも5回以上ありました。あれはかなり辛かったですね。年間休日に関しては厚生労働省のリンク7pを参考にどうぞ。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/17/dl/gaikyou.pdf

 

就活の最後はフィーリングだという言説に惑わされて、決めてしまったなあとは思います。が、人柄の良い方が多い会社だったので、日々過ごしていて不快な思いをすることはほとんどなかったです。営業ではなく管理部門だったので、業務上のストレスはそれほどなかったのもありますけど。

 

休みが少ない!転職!仕事について真剣に考え始める

 そんな折、あまりにも休みが少なくて、好きな事が出来ないなと感じ、転職サイトに登録しました。そしたらエージェント*1から一度会ってみませんかという電話が毎日かかってきて、一度会うことにしました。それから転職活動が始まり、1か月程度で転職先が決まりました。受けたのは一社だけでそこが現在の勤務先です。

 この転職活動が今後の生き方を考える良い契機になりました。具体的には、転職エージェントに僕が現在担当している業務のレベルの低さを指摘されました。それしかやらせてもらえてないの?と。事務のパートの人がやるようなことだと。一社目では経理を担当していたのですが、2年間領収書切ったり、請求書を印刷したり、売上データ取り込んだり、Excelのデータ整理をしていました。自分ではそれなりに仕事をこなしているつもりでしたが、確かに他の大企業に就職した同期たちと比べると、しょぼいことしてるなというのはひしひしと感じました。一応簿記二級は取得しましたが。

 方針としては、2年間経理っぽいことをやってきて、そこまで嫌ではなく、他にやりたいこともないのだから、とりあえず続けてみるということにしました。営業も専門知識があって、仕事を取ってきて、かっこいいなという憧れはあったのですが、エージェントに僕の他者に対する説明や気遣いなどのコミュニケーション能力不足を指摘され、それだったら経理で続けていこうという方向性に定まりました。もし営業が辛くて、途中で挫けちゃったら、キャリアに一貫性がなくなってしまうという懸念も理由にありました。

 

 

新卒採用について

就活のやりたいことについて。セミナーで聞いた話だと、9割の就活生は本当にやりたいことが定まっていないので、できること(これまでの経験、具体的エピソードをもとに導き出す) をベースにこんな仕事が自分にはできるんじゃないかという体で就職活動を行ったら良いそうです。僕の話だと、

・とにかく文字を読んだり、新しい知識を入れることが好き(wikipediaを読み漁る傾向がある方なら共感して頂けるかと)

・法学部のゼミで年金制度や課税基準、実現主義について学んだ時充実感があった

・数学が好き 答えが明快かつ論理的に一つに定まること、様々な解法があることが良かった。

 

これらのことを総合して考えると、向いている仕事は経理職や税理士やら司法書士、もしくはプログラミングだったなーと今だと思います。法学部の中では、周囲と比較すると弁護士になるほど頭は良くなかったし法律が好きでもなかったので、在学中に法曹の道は諦めてました。働き始めてからは、税金や会計が凄い面白いなーって思ってます。なので、その方面の専門知識を深めていくつもりです。このことに気が付いたのはつい最近なので、学生のうちに無理にやりたいことを見つけなくて良いです。

 ただ、やっぱり新卒採用って大企業に入るチャンスで、転職だと中々大企業に入るのは難しいんですよね。実力がシビアに問われるので。新卒だとポテンシャル採用してもらえます。なんで、ある種のゲームだと思ってとりあえずやってみるかくらいのノリで就活して欲しいです。ES添削、面接対策とか無料で利用できるサービスがいっぱい転がってるので活用して下さい。大学のキャリア相談センター、リクルートハローワーク等いくらでもあります。ゲームにはゲームなりの勝ち方があります。

 逆に大企業から中小企業に入るのは、昨今は好景気と少子化の煽りを受けて人手不足なので、比較的易しいです。必ず上場企業とは言わないので、新卒ではある程度の規模*2以上の企業に入るのをお勧めします。一概には言えないですが、基本的には働きやすさが変わります。人数が多い企業ほど、人が長く働いてくれるように工夫しています。人の出入りが激しいとあまり当てはまらないですが。具体的には、人事制度や福利厚生、給与ですね。給与に関しては、スキルにもよりますが中小企業でももらえるとこはもらえます。

大企業も転職活動の折に何社か書類を出したんですが、スキル不足が原因でほとんど書類で落とされました。スキル不足なのは、中小企業だからというわけではなく、僕の仕事への向かい方のせいというのが大きいです。向上心をほぼ全くアピールしなかったので。仕事できるようになってやる!という気概をお持ちの方は、よほど就労環境が劣悪でなければ、成長できます。

 

仕事と今後について

 仕事について前向きになることができたのは

1.頑張って結果を出し続けたら周囲の人に評価される。

2.経理の仕事は努力した分が如実に成果に現れる。

3.意外と絶望して働いている人は少ない、楽しそうに仕事をする人もいる。

の3点が要因でした。1の要因がやっぱり一番大きいですね。とても嬉しいです。評価されると、周りの人と仲良くなれて友人に会いに行く感覚で会社に行けるようになったので、大分気が楽でした。結果を出し続けるのレベル感に関しても、オフ大会予選突破安定、8人中4人抜けくらいのイメージです。ちゃんとやることやってたらまず大丈夫です。最初半年くらいは新人だからっていう免罪符をもらえますし。

 今後は近所に学生がいっぱいいて、会社帰りにふらっとオフに行くこともできるので、仕事の勉強もしつつ、スマブラもしつつって感じで生きていきます。

 

 

*1:転職エージェントで検索してみてください

*2:中小企業に分類される資本金3億円以下、従業員数300名以下でも働きやすい企業は数多く存在します。大企業よりかはそういう企業のほうが競争率が低く、穴場ではあります。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E4%BC%81%E6%A5%AD